冬の「ヒートショック」対策と血圧管理について
- imamuraclinic1111
- 2 日前
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明けましておめでとうございます。今村クリニックの今村修三です。
本年も、地域の皆様が安心して健やかに過ごせるよう、スタッフ一同全力でサポートしてまいります。 どうぞよろしくお願いいたします。
暖冬とはいわれていますが新しい年を迎え、寒さが一層厳しくなる季節となりました。 寝屋川市でも朝晩の冷え込みが激しくなっていますが、体調はいかがでしょうか?
冬は、風邪やインフルエンザなどの感染症だけでなく、「血圧の変動」による体調不良にも特に注意が必要な時期です。
今回は、冬に多発する「ヒートショック」と、それを防ぐための「冬の血圧管理」についてお話しします。
■ 交通事故よりも多い?「ヒートショック」とは
「ヒートショック」という言葉を耳にされたことはありますか? これは、急激な温度変化によって血圧が大きく上下し、心臓や血管に大きな負担がかかることで起こる健康被害のことです。
実は、日本国内で入浴中に亡くなる方の数は、年間の交通事故死亡者数よりも多いと言われています。
特に危険なのが、冬の入浴時です。
暖かいリビングから、寒い脱衣所・浴室へ移動する(血管が縮み、血圧が急上昇)
熱いお湯に浸かる(血管が広がり、血圧が急降下)
この急激なアップダウンが、失神や心筋梗塞、脳卒中を引き起こす原因となります。お風呂で意識を失い、そのまま溺れてしまうケースも少なくありません。
■ 今日からできる!ヒートショック対策
ご自身はもちろん、ご高齢のご家族がいらっしゃる場合は、ぜひ以下の対策を取り入れてみてください。
脱衣所や浴室を温めておく 入浴前にシャワーでお湯をためたり、小型の暖房器具を置くなどして、リビングとの温度差を減らしましょう。
お湯の温度は41℃以下に 熱すぎるお湯は心臓への負担になります。ぬるめのお湯(38〜40℃)にゆっくり浸かるのがおすすめです。
「一番風呂」を避ける、または注意する 一番風呂は浴室がまだ温まっていないことが多いため注意が必要です。また、ご家族がいる場合は、高齢者の方が入浴中は声をかけるなど、見守りも大切です。
食事直後・飲酒後の入浴は避ける 食後や飲酒後は血圧が下がりやすくなっています。少し時間を空けてから入浴しましょう。
■ 冬の血圧管理のポイント
冬は寒さで血管が収縮するため、健康な方でも血圧が高くなりやすい季節です。高血圧の治療中の方は、普段以上に注意が必要です。
室内を適温に保つ 部屋ごとの温度差を少なくすることが、血管への負担を減らします。
外出時は防寒対策を 特に首元や手首・足首を冷やさないようにしましょう。ゴミ出しや新聞を取りに行くときなど、短時間の外出でも上着を羽織ってください。
家庭での血圧測定 「朝起きたとき」と「寝る前」など、決まった時間に血圧を測り、自分の変化を知っておくことが大切です。
■ 気になる症状があればご相談ください
「最近、家で測ると血圧が高めだな」「お風呂上がりになんだかフラフラする」といった症状があれば、早めにご相談ください。
当院では、患者様のライフスタイルに合わせた血圧管理のアドバイスや治療を行っています。 まだまだ寒い日が続きますが、しっかりと対策をして元気に冬を乗り切りましょう。

